子供の動機付け(モチベーション理論の適用)

0~6歳

 企業経営を考えるとき、狭義の経営学では、経営理論と経営組織論が主要テーマとなり、「戦略をたてる」、「組織をつくる」、「人を動かす」というのが3本柱となる。「人を動かす」ことで付加価値を生み出し、利潤を得ることが企業経営であるならば、高付加価値を生み出す「人財」を増やすには、個人に対する動機付けが重要になってきます。1954年にマズローが発表した「欲求5段階説」として有名な「行動科学論」は動機付け理論(モチベーション理論)の中心として広く知られています。これは、子供の動機付けを考える上でも非常に参考になる理論です。

人間は欲求充足を求める動物

  人間の欲求は5段階の階層から成立していて、
①生理的欲求:自己生存保障への欲求
②安全性欲求:危険、脅威から保護される欲求
③社会性欲求:特定集団への帰属、連帯、共感性を味わいたいという欲求
④自尊的欲求:自尊心、他者からの尊敬、称賛されたいという欲求
⑤自己実現欲求:自己の潜在能力の発揮に対する欲求
 ①から⑤までの順番に、低次から高次への欲求となり、欲求充足が済むと別の欲求に動機づけの対象が移り、もとの欲求には戻りません。
 家庭内暴力、ネグレクトを受けていたという状態になく、親子関係が良好であれば、④自尊的欲求の大半は充足されていると考えられます。他者から尊敬、称賛されたいという欲求を充足したいと考えることから、「サッカーのJリーグ育成組織に入るか全国高校サッカー出場常連校に入学して、ゆくゆくはプロサッカーになってTBSの「情熱大陸」のインタビューを受けたい」や「東京大学に入学し、高校の先生、友達から羨望の眼差しで見られたい」というような目標が実現すると考えられます。
 子供たちが特殊な経験をして、いわゆる「やるきスイッチ」が入ることを待つのではなく、親が子のために必死になって働き、子供たちが大切に育てられていると感じてくれるなら、自ずと④の自尊的欲求を求めて行動するということです。
 子供のことを思って、「あのようにしろ、このようにしろ」と命令するのではなく、子供が実現したいと思っていることを手助けすることに集中するべきだと思うのです。自分が子供の頃に「親にされたことで嫌だったこと」を今自分の子供にしてしまいがちです。親にしてほしかったことを、親になった自分が子供にやってあげたいものです。命令されること、叱られることばかりで、いつ動機付けられるというのでしょうか。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました