叱られ続けたピアノ練習(撤退戦略)

7~12歳

 以前投稿した通り、娘と息子はそれなりの数の習い事をしました。その中でも、娘が習ったピアノは練習用の電子ピアノを買ったにも関わらず、すぐに止めることになりました。ここでは、習い事を子供たちが主体性を持って継続するようになる方法と、習い事を止めるべきタイミングの決め方をお伝えします。

母親の流儀

 我が家は子供がやりたいと言い続けた習い事は、財務面に問題がなければ基本的にやらせてあげます。ただし、はじめたことは何らかの結果がでない限り、途中で投げ出すようなことは絶対にさせませんでした。

 何故なら、一度でも途中で諦めたということがあると、その後多少困難なことがでてきたら止めることができると思う癖が付くのを嫌ったためです。この考えには賛成で、同じ立場で振舞っていましたが、ピアノについてはこの考えを早い段階で封印しました。

習い事継続のための方法:練習→発表→賞賛→モチベアップの好サイクルに入っていく

 何でもそうですが、人に褒められたりするレベルに到達するには基本練習の積み重ねが欠かせません。ただ基本練習は退屈な繰り返し練習が多くなるので、基本練習後の発表やテスト、ミニゲームなどで練習の成果を披露し、褒められ、モチベーションをあげ、基本練習は大切なんだ。と思ってもらう必要があります。

 練習→発表→賞賛→モチベアップの好サイクルが必要になるのです。娘はこのサイクルにはいることができませんでした。嫁さんがピアノの練習に付き合っていましたが、嫁さんも娘と同じ曲を弾く練習をかわりばんこにするような練習だったら結果は少し変わっていたかもしれません。

 ピアノの練習は、同じ曲の反復練習で、徐々に上達していけばよかったのですが、どこかで娘のスイッチが切れ、嫁さんが語気強めに指導しても、練習中に居眠りするようになりました。娘の防衛反応だったのだと思います。

 そして、ピアノから撤退することになりました。

習い事を止めるべきタイミング:撤退戦略

 なかなかピアノが上達しない、自ら進んでピアノの練習をしない状態が続きましたが、高額のレッスン代を払っている、電子ピアノを買ってしまっていたことから、ピアノを止めさせるタイミングを逃し続けていました。

 企業もそうですが、巨額の投資をした事業が「問題児」から「負け犬」になってしまった、事業に失敗した、と認めたくなく更に無駄な投資をし続けるということがあります。「花形」や優良「問題児」に資金が流れ込むよう、「負け犬」からスパッと撤退する決断が重要です。

 ではどうやって止めるべきタイミングを決めるのか。それは、ある達成目標を決めて、1ヶ月後か6ヶ月後、もしくは1年後までに目標を達成できていなければ、誰が何と言おうと止めることを約束することです。

 娘のピアノを止めさせるタイミングとしたのは、「嫁さんが語気強めに指導した日が3日連続したら」だったと思います。

まとめ

 習い事は1ヶ月ほど経って、練習→発表→賞賛→モチベアップの好サイクルに入ったと思えなければ、達成目標と達成期限を決め、期限内に目標達成できなければ、どんなに投資をしていたとしても気持ちよく習い事を止めましょう。止める間際に、子供にぐちぐち文句を言うのはやめてあげてください。次から「チャレンジ」しなくなってしまいます。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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