①第一志望大学に入学したい理由を明確にする(モチベーション維持に必要)
②志望校に合格するのに必要な教科数、難易度を確認し、その時点での自身のレベルを知る
③早い時期に大学受験に必要な学習範囲を終わらせる
④各教科の基礎をがっちり固め、高校3年夏から共通テスト対策、12月には志望校の過去問を解き始める
中高一貫校に中学受験によって入れるような子は学校のカリキュラムに従って学習を進めれば、高校2年までに必要な学習範囲が終了し、すでに受験勉強開始していると聞きます。モチベーション維持さえできていれば大学受験を乗り切れそうです。
しかし、娘、息子のように公立高校に通っている子は同じ進度で学習することは難しいと思います。結局、志望校に合格する子というのは、①~④を志望校受験日までにできた子、合格レベルの実力をつけるための学習スケジュールを確立しペースメイク出来た子ということになります。
予備校・塾選び
自身で学習スケジュールをたてモチベーションを維持してペースを崩すことなく勉強が出来る子は中高一貫校、予備校・塾などに通う必要はありません。勉強することはそれほど苦にならないが、自分でスケジュールをたてて学習できる子は多くないと思います。高校の先生に生徒それぞれに学習スケジュールをいっしょに立ててくれというもの無理な話。やはり受験のプロの助けを借りるのが、少ない労力で最大限の成果を得るために最善の方法だと考えます。
自分の子が文系か理系か、国公立・私立のどちらに進学希望なのかによって、入るべき予備校・塾が異なってきます。予備校・塾選びに失敗すると、悲惨な結果になります。
娘は1浪していますが、現役の時の予備校・塾選びに失敗しました。近いからということと先輩も通っていたという理由から、高校の近くのTH校A予備校に通いました。志望校は首都圏の国立大学でしたが共通テストが振るわず、2次試験出願すら諦めました。
TH校は講師陣は優秀で映像授業に強みがあるものの生徒一人一人にあわせた学習スケジュールの提案などしてもらえていませんでした。受講講座を増やすように提案され、「がんばっているから大丈夫」としか言われなかった気がします。親身になって相談にのってくれていたのか?
自分でスケジュールを決め、自分の実力をはかりながら学習出来る子でなければ第一志望合格は難しいと思いました。
1浪のときは、都内の最難関私立文系大学に狙いを定め、私立文系大学受験に特化した予備校に通いました。ここは各教科の基礎固めと学習スケジュール形成をしっかりやってくれました。娘は現役時真面目に勉強はしていたので英単語などは完璧だったこともあり、早い段階で合格できるだろうと思えたようでした。そしてしっかり最難関私文に合格しました。
時間をかけてお子さんにあった予備校・塾選びをするべきです。親としてここに労力を費やすべき。
ネット、スタディサプリ、YouTube
娘、息子は首都圏に住んでいるということだけでも恵まれていると思います。私は甲信越地方の進学校でない公立高校を卒業、予備校での浪人生活を経て、地元ではない国立大学に進学しました。進学校ではない高校の生徒の中でも1番勉強する方であったので、担任の先生、数学の先生が受験勉強の手助けをしてくれましたが、スケジュールを決め受験勉強することができませんでした。受験勉強は中学から高校までの学習の積み重ねがベースにあって成立するもの。基礎が疎かな状態で、試験問題のような発展的な問題が解けるようになるはずがありません。難関大学の問題であればなおさらです。
私の昔話はここまでで。今は首都圏にいなくても、予備校・塾に通うお金がなくても、携帯電話を持つことが出来さえすれば、受験に必要な情報を入手できる時代になりました。
お子さんがどうしても行きたい大学があるが、予備校・塾に通うお金がないと落胆する時代ではないと思います。進学校に通っていなくても、勉強する意志があるなら、ネットの情報を活用し、通っている高校の担任の先生やお子さんをかってくれる先生に相談してみてください。私の時のように先生は親身になってくれると思います。受験勉強を乗り切り、きっと志望校に合格できます。
大学入学、授業料、下宿代については合格してからでも間に合います。親戚一同からお金をかき集め、お子さんにも大学に入ってからアルバイトをがんばってもらいましょう。奨学金はできる限り頼ることは最終手段にして。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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